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シベリウス交響曲第8番の動画

シベリウスが書いた交響曲第8番のスケッチを演奏した動画です。
2011年10月にヘルシンキ・フィルハーモニーは、ヨン・ストゥールゴールズ (ジョン・ストルゴーズ) の指揮でシベリウスの交響曲第8番の3つのスケッチを世界初演しました。その時の演奏です。
Sibelius "Lost" 8th Symphony, YouTube

* 交響曲第8番の3つのスケッチ 2:41
3 Sketches From Sibelius "Lost" 8th Symphony - World Premiere

sibelius8th.jpg

*********** mirusekai の感想:
(ブログ 『Nachtmusik』 の管理人のParsifal さんにこの動画の感想を聞かれて、答えた返信内容です。)

mirusekai's impressions :

演奏部分が短いのでほとんど何にも言えませんが…。
この3つのスケッチは、第1楽章の導入部、スケルツォ風の楽章、緩徐楽章といった部分なのでしょうか?
導入部らしいスケッチの響きに惹かれますが、これを聴いた今の感想は、シベリウスは作風や語法にそんなに凝る必要はなかったのではないか、ということです。
この演奏ではシベリウスは、はっきりとものを言っていないように思えますが(導入部だから当然ですが)、何も語法面でもう凝る必要はなかったと思います。
古風な作品になってもよかったし、メロディーをがんがん出しても問題なかったと思います。
どういう風に言うかというよりも、何を言いたいのかということでしょうか。(もちろん、技法面と音楽内容が関連しているのはわかりますが。)

今から考えると、20世紀前半では、人類のために彼がある面では最高の音楽作品を残してくれたとさえ思えてきます。
シベリウスの5番、7番交響曲のように、しっかりと構成されていて、しかも心に強く訴える音楽作品をあの頃、一体他の誰が作っているでしょうか?

これから先、我々にはまた大震災が待ち受けているかもしれないです。
そういった状況で生活していく時に、どういう音楽を聴きたくなるでしょうか?
聴くと元気が湧く彼の音楽は、本当に貴重だと思います。

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Parsifal さんのブログ記事 「交響曲第八番は永遠に失われたのか」 を見る
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テーマ:楽器 - ジャンル:音楽

コメント

作曲家という職業はない

コリン・デイヴィス指揮の古い録音で、タピオラと7番交響曲聴きました。ボストン交響楽団です。タピオラはかなりずっと聴いていませんでした。
コリン・デイヴィスのトロイ人はすばらしいですが、7番は全く良いとは思えません。
昔はシベリウスの場合、こんな演奏が普通だったのでしょうか?
これでは古臭い音楽にしか聞えませんね。
タピオラは長い曲だったのですね。当たり前ですが、長いのに交響曲より薄味の感じがしました。
テンペスト (嵐) を絶賛している評論家がいるようですが、声楽入りのは聴かれましたか?
私は昔、組曲で聴いてタピオラほど感心しなかったのですが…。

20世紀前半は、作曲家たちは本当に苦労していたんだと思います。オネゲルの著書、『私は作曲家である』は、つまり「作曲家という職業はない」ということを言いたかったんだと教えてくれた人がいました。そういう大変な時代だったのでしょう。
考えてみると、19世紀は、木管楽器も金管楽器も前世紀の楽器が改良されて(キーやヴァルヴ付きの)、新しい響きが出せるようになったでしょう。サクソフォーンも発明されたし。
ところが、20世紀には新しい楽器は、もうたいしたものは現れないし、作曲家たちは新しい音楽を作る上で、悪戦苦闘したんだと思います。

  • 2012/03/29(木) 19:45:33 |
  • URL |
  • mirusekai #/p1nTf8Q
  • [ 編集 ]

タピオラを聴いています

交響曲第八番断章の騒動はシベリウスの音楽を聴き直すいい機会でした。時代によって私の心象も変化するので、以前よりもシベリウスの音楽に深く共感できるようになりました。もちろん震災以降と以前では明らかに違います。

震災以降、大地や海に対する畏敬の念が高まっただけでなく、恐怖と不信が植えつけられたような気がします。私だけでなく、日本人が極端な方向に変わっていかないか少し心配です。思いますが、自然への不信を解き信頼と愛を取り戻すためにもシベリウスの音楽は聴かれるべきです。

とくにタピオラは森の神タピオの言い知れぬ悲しみと嘆きのように深く胸に刺さります。この音楽を聴いていると、東京電力と政府をなじるのは簡単だが彼らによってもたらされる利便性を無批判に受け続けていた私たちも森と海を穢した共犯者だと森の神タピオに諭されているように感じます。

第八番とは関係ない方向に話が行きましたがお許しください。

  • 2012/03/27(火) 22:06:03 |
  • URL |
  • Parsifal #PWT4/V6Q
  • [ 編集 ]

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